交渉事において外さない、すごい人のお話。

交渉事において、外さない。

見事にまとめあげる事のできる人って魅力的ですよね？

仕事においても政治においても

とりわけそれが難題であればあるほど。

======================

世界レベルのすごい日本人。

======================

私がそう思っている人がいます。

======================

　小　野　妹　子

======================

名前が強烈というか、なんとなく弱々しい感じがしますが...妹子の成し遂げたことは自分に置き換えると考えられない!! と思っていまいます。

パネーお人です。はんぱない。。

======================

不良の多い高校を想像してみましょう。　

======================

その新入生として自分が入学しました。

一年生のときの三年生の印象は覚えていますか？

二年の差は大きい、と感じますよね？　

あなたは一人で

三年生の教室のあるフロアに入っていきます。

悪そうな三年生がいっぱいいる廊下を抜け、教室に入っていきます。

不良三年生のトップの人のところです。

そして、何かしらの交渉をまとめてくる。

例えば

「これから一年と三年は対等な関係で付き合おう」

みたいな。

三年生はイエスと言うでしょうか？

======================

小野妹子は国書を持っていました。

======================

当時の中国は世界の中心です。

隋の皇帝は世界の帝王です。

日本は辺境の一小国です。

小野妹子は、日本を船で出て、到着後は陸路を何日もかけて、何人かの使節団とともに「完全アウェー」の隋の内部へと入っていきます。ネットもないので、情報も完全に遮断されています。

======================

国書には

隋の皇帝煬帝と日本のトップを対等な立場のもの

として記載されていました。

それまでの隋が上、日本が下という従属的な付き合いではなく

対等な関係での付き合いを要請していました。

======================

そして、煬帝は激怒した、と書いてあります。

普通に考えて当然です。格が違いますから。。

そのとき何があってもおかしくありませんでした。

======================

しかし、小野妹子、この交渉をまとめてきます。

======================

なんでまとめられるの...??

意味がわかりません。笑

私が小野妹子の立場だったら...。

妹子は裴世清という中国側の返礼使（日本を視察するリーダー）を伴い帰国し、そして再び、隋に留学生らを伴って渡ります。

コミュニケーションスキル、なんて浅い言葉では表せない、小野妹子の胆力、徳、魅力、人間力があったのではないか？

なんてことを思っています。

小野妹子という名前だけを見て侮ってはいけません。　

大帝国を相手に、交渉をまとめる力を持ったすごい人物なんです。

家庭教師Hanuman

https://www.hanuman.yokohama